ファインデックス(東証:3649)の株価は、比較的好調だった時期があったにもかかわらず、今月は26%下落するというひどい結果となった。 過去30日間の下落は、株主にとって厳しい1年を締めくくるもので、株価はその間に45%下落した。
株価が大きく下落したにもかかわらず、FINDEXの株価収益率(PER)15.2倍は、約半数の企業がPER13倍以下であり、PER9倍以下さえごく普通である日本の市場と比べると、今はまだ売りに見えるかもしれない。 とはいえ、高いPERに合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要があるだろう。
FINDEXの最近の収益成長は市場並みである。 平凡な業績が前向きに強まることを期待する向きが多いため、PERが下がらないのかもしれない。 そうでなければ、特に理由もなく高い株価を支払っていることになる。
FINDEXの成長トレンドは?
FINDEXのような高いPERを見て本当に安心できるのは、会社の成長が市場を凌駕する軌道に乗っている時だけだ。
直近1年間の業績成長を振り返ると、同社は9.7%の増益を記録している。 直近3年間のEPSも、短期的な業績にも多少助けられ、全体で82%増という素晴らしい伸びを示している。 つまり、同社がこの間、素晴らしい業績を上げてきたことを確認することから始めよう。
展望に目を転じると、同社に注目している唯一のアナリストの予想では、来年度は12%の成長が見込まれる。 市場予想が10%成長であるため、同社はそれに匹敵する業績となる。
これを考えると、FINDEXのPERが他社を上回っているのは不思議だ。 ほとんどの投資家は、かなり平均的な成長予想を無視し、この銘柄へのエクスポージャーを得るために高い金額を支払っているようだ。 このような株主は、PERが成長見通しに沿った水準まで低下した場合、失望を味わうことになるかもしれない。
最終結論
FINDEXのPERは、株価が急落した後もずっと下がっているわけではない。 株価収益率(PER)は、特定の業界では価値を測る指標として劣るという議論もあるが、強力な景況感指標となりうる。
FINDEXは現在、予想成長率が市場全体と同程度であるため、予想よりも高いPERで取引されている。 予測される将来の収益がこのような好意的なセンチメントを長く支える可能性がないためだ。 これは株主の投資をリスクにさらし、潜在的投資家は不必要なプレミアムを支払う危険性がある。
また、FINDEXに考慮すべき警告サインが1つ見つかったことも注目に値する。
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