Stock Analysis

SALA(東証:2734)の業績を取り巻く懸念事項

Published
TSE:2734

先週、SALA株式会社(東証:2734)がまずまずの決算を発表した後、株価は急騰しなかった。 我々の分析によると、決算の中には投資家が警戒するような気になる要素がいくつかあった。

SALAの最新分析を見る

東証:2734 2024年7月21日の業績と収益の歴史

異常な項目は利益にどう影響するか?

重要なのは、SALAの利益が昨年1年間で17億円の特別項目によって押し上げられたというデータである。 増益は好ましいが、異常項目が大きく寄与している場合は、少し慎重になる傾向がある。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 その名前からして驚くには当たらない。 SALAの2024年5月期の利益に対して、プラスの特別項目がかなり大きいことがわかる。 他の項目がすべて同じであれば、これは法定利益を基礎的収益力に対する不十分なガイドにする効果があると思われる。

注:投資家は常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めします。ここをクリックすると、SALAのバランスシート分析がご覧いただけます。

SALAの利益パフォーマンスに関する当社の見解

前述したように、SALAの異常項目による大幅な増益はいつまでも続くわけではないので、法定利益はおそらく根本的な収益力の目安にはならないだろう。 このため、SALAの法定利益は、その根本的な収益力を示す悪いガイドであり、投資家に同社に対する過度のポジティブな印象を与える可能性があると考える。 しかし少なくとも、過去3年間のEPSが年率53%の伸びを示したことは、株主にとって慰めになるだろう。 本稿の目的は、会社の潜在能力を反映する法定収益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 SALAをより深く知りたいのであれば、同社が現在どのようなリスクに直面しているのかも調べるだろう。 投資リスクの観点から、たちはSALAの2つの警告サインを特定 し、それらを理解することはあなたの投資プロセスの一部であるべきです。

このノートでは、SALAの利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 株主資本利益率(ROE)の高さを優良企業の証と考える人もいる。 少し調べる必要があるかもしれないが、自己資本利益率の高さを 誇る企業の 無料 コレクションや インサイダーの保有が多い銘柄のリストが役に立つかもしれない。