Stock Analysis

丸三証券の株価が25%下落。丸三証券(株) (東証:8613) 株価が25%下落

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TSE:8613

丸三証券株式会社(丸三証券(東証:8613)の株価は先月、25%もの大幅下落を記録した。 大局的に見れば、この1ヶ月の不振の後でも、株価は昨年1年間で65%上昇している。

これだけ株価が下がっても、日本の企業の約半数が株価収益率(PER)13倍以下であることを考えると、PER17.6倍の丸三証券は避けるべき銘柄と言えるかもしれない。 とはいえ、この高いPERに合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要がある。

丸三証券はここ数年、業績が非常に好調である。 PERが高いのは、おそらく投資家がこの好調な業績成長で近い将来、市場全体をアウトパフォームできると考えているからだろう。 もしそうでなければ、既存株主は株価の存続可能性に少し神経質になるかもしれない。

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東証:8613 株価収益率 vs 業界 2024年8月5
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丸三証券の成長トレンドは?

丸三証券のPERを正当化するためには、市場を上回る目覚ましい成長を遂げる必要がある。

まず振り返ってみると、昨年は一株当たり利益が158%という驚異的な伸びを示した。 しかし、直近3年間のEPSは合計で24%減少しており、これでは十分とは言えない。 従って、最近の利益成長は同社にとって好ましくないものであったと言える。

今後12ヶ月で9.8%の成長が予測されている市場と比較すると、最近の中期的な業績から見た同社の下降モメンタムは、悲観的なものである。

丸三証券のPERは市場より高い。 投資家の多くは、最近の成長率の悪さを無視し、業績見通しの好転を期待しているようだ。 PERが最近のマイナス成長率に見合った水準まで低下した場合、既存株主は将来的に失望を味わう可能性が非常に高い。

丸三証券のPERから何を学ぶか?

丸三証券のPERは、株価が急落した後もずっと下がっているわけではない。 株価収益率は株を買うかどうかの決め手にはならないが、業績期待のバロメーターとしてはかなり優秀だ。

丸三証券を検証したところ、中期的な業績の縮小は、市場が成長することを考えると、高PERに予想ほどの影響を与えていないことがわかった。 業績が逆行し、市場予想を下回るようであれば、株価が下落し、高PERが低下するリスクがあると考えられる。 最近の中期的な状況が著しく改善されない限り、この株価を妥当と認めるのは非常に難しい。

また、丸三証券の注意すべき兆候を1つ見つけたので紹介しておく。

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