Stock Analysis
常連の読者なら、シンプリー・ウォール・ストリートが配当金を愛していることをご存じだろう。だからこそ、エントラスト・インク(東証:7191)の配当落ち日が3日後に迫っているのを見て、わくわくしているのだ。 配当落ち日は通常、配当金を受け取るために株主として会社の帳簿上に存在しなければならない締切日である基準日の1営業日前に設定される。 配当落ち日は、決済に丸2営業日を要するため重要である。そのため、その日を逃すと、基準日に会社の帳簿に記載されないことになる。 従って、12月4日に支払われる配当金を受け取るためには、9月27日までにエントラストの株式を購入すればよい。
次回の配当金は1株当たり12.50円。昨年、同社は合計で25.00円を株主に分配した。 直近1年分を計算すると、現在の株価742.00円に対して、エントラストの配当利回りは3.4%となる。 配当は長期保有者の投資リターンに大きく貢献するが、それは配当が支払われ続ける場合に限られる。 そのため、エントラストに配当金を支払う余裕があるかどうか、また配当金が増加する可能性があるかどうかを調査する必要がある。
配当は通常、企業の利益から支払われる。もし企業が利益よりも多くの配当を支払うなら、配当は維持できない可能性がある。 エントラストは昨年、利益の33%を余裕をもって支払った。
利益よりも配当が少ない場合、一般的に配当が手頃であることを示唆している。利益に対する配当の割合が低ければ低いほど、経営が悪化した場合の配当の安全マージンが大きくなる。
ここをクリックすると、Entrustが過去12ヶ月間にどれだけ利益を出したかを見ることができる。
収益と配当は成長していますか?
持続的な利益成長を生み出す企業の株式は、多くの場合、最高の配当見通しとなる。 業績が悪化して減配となれば、企業価値が急落する可能性がある。 それを考えれば、利益が昨年より9.5%伸びているのは良いことだ。
とはいえ、1年というのは物事の大枠から見ればそれほど長いものではないので、この結果に基づいてあまり強い結論を出すことはないだろう。
企業の配当見通しを測るもう一つの重要な方法は、過去の配当成長率を測定することである。 エントラストは、過去2年間の配当支払いに基づき、年平均36%の増配を実現している。 業績が伸びている中で配当金を増配しているのは心強いことであり、少なくとも株主に報いようという企業の姿勢がうかがえる。
まとめ
投資家は今後の配当のためにエントラストを買うべきか? エントラストは近年、一株当たり利益が緩やかに伸びており、同社は利益の半分以上を事業に再投資している。 まとめると、Entrustは配当株として有望である。
このことを念頭に置いて、徹底的な銘柄調査の重要な部分は、その銘柄が現在直面しているリスクを認識することである。 例えば、Entrustには1つの警告サインがある。
よくある投資の間違いは、最初に目についた面白い株を買ってしまうことだ。高利回り配当株の全リストはこちら。
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