Stock Analysis

2024年7月の日本の配当株トップ3

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日経平均株価は6.0%下落、TOPIXは5.6%下落するなど、日本の株式市場は大幅な下落に見舞われている。そんな中、安定した収益源として配当株への注目度が高まっている。 このような不安定な時代だからこそ、安定した収益、強固なバランスシート、安定した配当実績がある銘柄が優良な配当株といえる。これらの条件を念頭に置いて、2024年7月の日本の配当株トップ3を探ってみよう。

日本の配当株トップ10

銘柄名配当利回り配当格付け
大和工業 (東証:5444)3.76%★★★★★★
椿本チエイン (東証:6371)3.68%★★★★★★
ビジネスブレイン太田昭和 (東証:9658)3.68%★★★★★★
グローブライド (東証:7990)3.78%★★★★★★
ファルコ・ホールディングス (TSE:4671)6.19%★★★★★★
ニッシン (東証:9066)4.42%★★★★★★
栗本工業 (東証:5602)4.39%★★★★★★
学究社 (東証:9769)4.10%★★★★★★
E・Jホールディングス (東証:2153)3.59%★★★★★★
イノテック (東証:9880)4.21%★★★★★★

ここをクリックすると、日本配当株スクリーナーの394銘柄の全リストが表示される。

スクリーナーの結果から抜粋して検証する。

東亞合成 (TSE:4045)

シンプリー・ウォール・ストリート配当評価★★★★★★

概要東亞合成株式会社は、時価総額1,835億6,000万円で、子会社を通じて国内外に化学製品を製造、流通、販売している。

事業内容東亞合成株式会社は、汎用化学品、アクリル製品、粘接着剤、機能化学品など、様々なセグメントを通じて収益を上げている。

配当利回り:3.6

東亞合成の配当利回りは3.58%で、過去10年間、安定した配当成長を示しており、日本の配当支払企業の上位25%に入る。同社の配当は、利益(配当性向:48.9%)とキャッシュフロー(現金配当性向:65.9%)で十分にカバーされている。最近の自社株買いには、10億円の増資による80万株の追加取得が含まれ、株主価値をさらに高めている。

東証:4045 2024年7月現在の配当履歴

フィナンシャルパートナーズグループ(株) (東証:7148)

シンプリー・ウォール・ストリート配当評価★★★★★☆

概要株式会社フィナンシャル・パートナーズ・グループとその子会社は、日本で様々な金融商品やサービスを提供しており、時価総額は2,235億7,000万円。

事業内容株式会社フィナンシャル・パートナーズ・グループは、日本国内で多様な金融商品・サービスを通じて収益を上げている。

配当利回り:3.7

株式会社フィナンシャル・パートナーズ・グループの配当利回りは3.75% で、日本の配当支払企業の上位25% に入る。同社の配当は、利益(配当性向:37.9%)とキャッシュフロー(現金配当性向:32.4%)で十分にカバーされている。しかし、同社は過去10年間の配当実績が不安定であり、最近、三井住友銀行などとの間で330億円の負債を増加させるなど、高水準の負債を抱えている。

東証:7148 2024年7月現在の配当履歴

マネックスグループ (TSE:8698)

シンプリー・ウォール・ストリート配当評価★★★★☆☆

概要マネックスグループ株式会社は、日本、米国、中国、オーストラリアでリテール証券サービスを提供するオンライン金融機関であり、時価総額は1,903億2,000万円である。

事業内容マネックスグループは、主に日本、米国、中国、オーストラリアにおけるリテール向けオンライン証券サービスを通じて収益を上げている。

配当利回り:4.1

マネックス・グループの配当利回りは4.07%で、日本の配当支払企業の上位25%にランクされるが、その支払額は過去10年間不安定であった。同社の配当は利益で十分にカバーされているが、フリー・キャッシュ・フローではカバーされていない。最近の動きとしては、未使用のキャッシュを株主に還元するための50億円の自社株買いプログラムがあり、減益予想にもかかわらず株主価値の向上に重点を置いている可能性を示している。

東証:8698 2024年7月現在の配当履歴

まとめ

その他の可能性に興味がありますか?

シンプリー・ウォールストリートによるこの記事は一般的なものです。当社は、過去のデータとアナリストの予測に基づき、偏りのない方法論のみで解説を行っており、当社の記事は財務アドバイスを意図したものではありません。また、お客様の目的や財務状況を考慮するものではありません。当社は、ファンダメンタルズ・データに基づいて長期的な視点に立った分析を提供することを目的としています。 当社の分析は、価格に影響を与える最新の企業発表や定性的な材料を織り込んでいない場合があることにご留意ください。 Simply Wall Stは、言及されたいかなる銘柄にもポジションを有していない。