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積水ハウス(東証1部1928)の業績には問題があると考える

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TSE:1928

好決算を発表したにもかかわらず、積水ハウス株式会社(東証:1928)の株価はあまり動いていない。 これは、株主がいくつかの懸念材料に気づいているためではないかと分析している。

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東証:1928 2024年9月20日の業績と収益の歴史

異常項目は利益にどう影響するか?

積水ハウスの利益を法定数字以上に理解したい人は、過去1年間の法定利益が250億円相当の異常項目から得ていることに注目する必要がある。 利益が増えるのは良いことだが、特別損益が大きく寄与することは、時に我々の意欲を削ぐ。 世界中のほとんどの上場企業の数字を調べてみたが、異常項目が一過性のものであることはよくあることだ。 その名前からして、驚くにはあたらない。 そのような異常項目が今期に再び現れないと仮定すれば、来期は(事業の成長がなければ)利益は弱くなると予想される。

そうなると、アナリストが将来の収益性についてどのように予測しているのかが気になるところだ。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性をインタラクティブなグラフで見ることができる。

積水ハウスの収益性について

積水ハウスの法定業績は、特殊要因によって歪められている。 従って、積水ハウスの真の基礎収益力は法定利益を下回っている可能性がある。 しかし、過去3年間のEPS成長率が非常に高いことは朗報である。 本稿の目的は、積水ハウスのポテンシャルが法定利益にどれだけ反映されているかを評価することであったが、それ以外にも考慮すべきことはたくさんある。 銘柄を分析する際には、そのリスクに留意する価値があることを覚えておいてほしい。 当社の分析では、積水ハウスに2つの警告サイン(1つは無視できない!)を示しており、投資前にこれらをご覧になることを強くお勧めする。

今日は、積水ハウスの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータポイントにズームインした。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいます。 そこで、 自己資本利益率の高さを誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧になってはいかがだろうか。