Stock Analysis

ファーストコーポレーション (東証:1430) の利益は品質に問題があるようだ

Published
TSE:1430

株式会社ファーストコーポレーション(東証:1430)の健全な利益数値は、投資家にとってサプライズを含むものではなかった。 これは、投資家が法定利益の枠を超え、目に見えるものを気にしているためだと思われる。

ファーストコーポレーションの最新分析を見る

東証:1430 2025年1月21日の収益と収入の歴史

ファーストコーポレーションの収益にズームイン

企業がどれだけ利益をフリーキャッシュフロー(FCF)に変換しているかを測定するために使用される主要な財務比率の1つは、発生率です。発生比率を求めるには、まず、ある期間の利益からFCFを差し引き、その数字をその期間の平均営業資産で割る。 この比率は、企業の利益のうち、フリー・キャッシュフローに裏付けられていないものがどれだけあるかを示している。

従って、発生比率がマイナスの会社は良い会社であり、プラスの会社は悪い会社である。 これは、発生比率がプラスであることを心配すべきという意味ではないが、発生比率がむしろ高い場合は注目に値する。 LewellenとResutekによる2014年の論文を引用すると、「発生率の高い企業は将来的に収益性が低くなる傾向がある」。

2024年11月までの12ヶ月間で、ファーストコーポレーションは0.40の発生比率を記録した。 一般論として、これは将来の収益性にとって悪い兆候である。 そして実際、この期間中、同社はフリーキャッシュフローをまったく生み出していない。 直近1年間のフリーキャッシュフローはマイナスで、前述の15.2億円の利益にもかかわらず、31億円の流出となっている。 ファーストコーポレーションのフリーキャッシュフローは昨年もマイナスであった。

注:投資家は常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めする。ファーストコーポレーションのバランスシート分析はこちら

ファーストコーポレーションの利益パフォーマンスについての見解

上述したように、ファーストコーポレーションの業績はフリーキャッシュフローに支えられていないと思われる。 その結果、ファーストコーポレーションの基礎的収益力は法定利益を下回っている可能性が高いと思われる。 良いニュースは、昨年度の一株当たり利益が31%増加したことだ。 もちろん、ファースト・コーポレーションの業績を分析するには、まだ表面しか見ていない。 このように考えると、リスクを十分に理解しない限り、株式投資を検討することはないだろう。 そのために、ファーストコーポレーションについて我々が発見した5つの警告サイン(不快に感じる2つを含む)について学ぶ必要がある。

今日は、ファーストコーポレーションの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータにズームインした。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人も多いし、「お金を追う」のが好きで、インサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。