Stock Analysis

トーエネック(東証:1946)の収益の質に潜在的な問題がある可能性

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TSE:1946

好決算にもかかわらず、トーエネック(東証:1946)の株価はあまり動いていない。 当社の分析によると、これは株主がいくつかの懸念材料に気づいているためかもしれない。

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東証:1946の収益と収入の歴史 11月 5th 2024

異常項目は利益にどのように影響するか?

重要なのは、当社のデータによると、トーエネックの利益は、昨年1年間で19億円の特殊項目による押し上げを受けていることだ。 利益が増えるのは喜ばしいことだが、異常項目が大きく寄与すると、時に私たちの熱意は冷める。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 その名前からして、驚くにはあたらない。 そのような異常項目が今期も出てこないと仮定すれば、来期は(事業が成長しない限り)減益になると予想される。

注:投資家は常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めする。トーエネックのバランスシート分析はこちら

トーエネックの利益パフォーマンスについての見解

間違いなく、トーエネックの法定利益は、利益を押し上げる異常項目によって歪められている。 このため、トーエネックの法定利益は基礎的な収益力よりも優れている可能性があると考える。 良いニュースは、昨年度の一株当たり利益が44%増加したことだ。 もちろん、トーエネックの業績を分析するにあたっては、まだ表面しか見ていない。マージン、予想成長率、投資利益率なども考慮する必要がある。 収益の質も重要だが、トーエネックが現時点で直面しているリスクを考慮することも同様に重要だ。 例えば、トーエネックの警告サインを2つ挙げてみた(1つは懸念材料)

今日は、トーエネックの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータポイントにズームインした。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、「お金を追う」のが好きで、インサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。