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トモエ(東証:1921)の業績を取り巻く懸念材料

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TSE:1921

巴コーポレーション(東証1部1921)の堅調な決算報告を受け、市場は株価を吊り上げて反応した。 利益の数字は良かったが、株主が注意すべきいくつかの懸念材料が見つかった。

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東証:1921の業績と収益履歴 2024年11月25日

異常項目の利益への影響

トモエの利益を法定数字以上に理解したい人にとって重要なのは、過去1年間の法定利益が120億円相当の異常項目によって増加したことである。 一般的に利益が上がれば楽観的になるのは否定できないが、持続可能な利益であればそれに越したことはない。 世界中の上場企業の数字を調べてみたが、異常項目が一過性のものであることはよくあることだ。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのだ。 トモエの2024年9月期の利益に対して、プラスの特別項目がかなり大きいことがわかる。 他の条件がすべて同じであれば、このことは法定利益を基礎的な収益力の目安としては不十分なものにする可能性が高い。

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トモエの利益パフォーマンスに関する当社の見解

上述したように、当社は、トモエの収益が、その根本的な収益力を示す指針としては不十分であると考える。 このため、トモエの法定利益は、同社の根本的な収益力を示す悪い指針であり、投資家に同社に対する過剰な好印象を与える可能性があると考える。 しかし、過去3年間のEPS成長率が非常に高いことは朗報である。 本稿の目的は、同社のポテンシャルを反映する法定収益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 トモエをより深く知りたいのであれば、同社が現在どのようなリスクに直面しているのかも調べるだろう。 例えば、トモエをより良く知るために目を通すべき2つの警告サインを発見した。

今日は、トモエの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータにズームインしてみた。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 株主資本利益率(ROE)の高さを優良企業の証と考える人もいる。 少し調べる必要があるかもしれないが、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有が多い銘柄のリストが役に立つかもしれない。