アスティ・コーポレーション(東証1部6899)の直近決算は堅調だったが、株価は期待ほど動かなかった。 しかし、法定利益の数字が全てを物語っているわけではなく、株主にとって懸念材料となりそうな要素がいくつか見つかった。
異常項目の利益への影響
アスティの利益を法定数値以上に理解したい人にとって、直近1年間の法定利益は2億4,700万円相当の異常項目から得たものであることが重要だ。 我々は増益を見るのは好きだが、異常項目が大きく貢献した場合は少し慎重になる傾向がある。 何千もの上場企業の数字を計算したところ、ある年の異常項目による増益は、翌年には繰り返されないことが多いことがわかった。 そして、このような押し上げ効果が「異常」と表現されていることから、それは予想通りである。 もしアスティがこのような貢献を繰り返さないのであれば、他の条件がすべて同じであれば、今期は減益になると予想される。
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アスティの利益パフォーマンスに関する我々の見解
間違いなく、アスティの法定利益は、利益を押し上げる異常項目によって歪められている。 したがって、アスティの真の基礎収益力は法定利益よりも低い可能性がある。 しかし、過去3年間のEPS成長率が非常に高いことは朗報である。 本稿の目的は、アスティのポテンシャルを反映する法定利益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 このことを踏まえ、同社をさらに分析したいのであれば、そのリスクを知っておくことが肝要である。 例えば、アスティをより良く知るために目を通すべき3つの警告サインを発見した。
このノートでは、アスティの利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、些細なことに心を集中させることができるのであれば、発見できることは常にある。 株主資本利益率(ROE)が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 少し調べる必要があるかもしれないが、自己資本利益率が 高い企業の 無料 コレクションや、 インサイダー保有が多い銘柄のリストが役に立つかもしれない。
評価は複雑だが、我々はそれを単純化するためにここにいる。
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