Stock Analysis

コカ・コーラ社(NYSE:KO)のCEOが今年大幅昇給する可能性は低い

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NYSE:KO

重要な洞察

  • コカ・コーラ社、5月1日に年次株主総会を開催
  • ジェームズ・ロバート・クインシー最高経営責任者(CEO)の報酬総額は160万米ドル。
  • 報酬総額は業界平均を77%上回る
  • コカ・コーラの過去3年間の総株主利益率は25%、 EPSは過去3年間で11%増加 した。

ジェームズ・ロバート・クインシー最高経営責任者(CEO)は最近、コカ・コーラ社(NYSE:KO)で比較的良好な業績を上げるなど、まずまずの仕事をしている。 5月1日に開催される年次株主総会に臨む株主にとって、CEOの報酬はおそらく焦点ではなく、成長の勢いを持続させるために経営陣が取る措置に注目が集まるだろう。 しかし、株主の中には、CEOの報酬を妥当な範囲にとどめたいと考える人もいるだろう。

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コカ・コーラ社のCEO報酬を業界と比較する

当社のデータによると、ザ コカ・コーラ カンパニーの時価総額は2億6,600万米ドルで、2023年12月までの1年間にCEOに支払われた年間報酬総額は2,500万米ドル相当である。 これは前年比8.4%の増加である。 我々は常に総報酬を第一に見ているが、我々の分析によれば、給与部分は160万米ドルと少ない。

比較のため、時価総額80億米ドル以上のアメリカン飲料業界の他社は、CEO報酬総額の中央値を1,400万米ドルと報告している。 従って、ジェームズ・ロバート・クインシーの報酬は業界の中央値より高いと結論できる。 さらに、ジェームス・ロバート・クインシーは、3,100万米ドル相当の自社株を保有しており、このことは、彼らがゲームに多くの関与していることを示している。

コンポーネント20232022比率(2023年)
給与 160万米ドル 160万米ドル 6%
その他 2,300万米ドル 2,100万米ドル 94%
報酬総額2,500万米ドル 2,300万米ドル100%

業界別で見ると、分析対象企業のうち給与は報酬総額の約13%を占め、その他の報酬は87%を占めた。 コカ・コーラの場合、給与以外の報酬が総報酬に占める割合が業界全体と比べて大きい。 報酬総額が給与以外の利益に傾斜しているということは、CEOの報酬が会社の業績に連動していることを示している。

NYSE:KO CEO報酬 2024年4月26日

ザ コカ・コーラ カンパニーの成長数字を見てみよう

ザ・コカ・コーラ・カンパニーは過去3年間、1株当たり利益(EPS)が毎年11%増加している。 過去1年間の売上高は6.4%増加している。

株主は、ここ数年で同社が業績を伸ばしていることを知って喜ぶだろう。 事業が持続的に成長できていることを示唆しているからだ。 過去の実績は、次に何が起こるかについての良い指標になることもあるが、会社の将来を覗きたいのであれば、このアナリスト予測の無料視覚化に興味があるかもしれない。

コカ・コーラ社は良い投資だったか?

ザ・コカ・コーラ・カンパニーは3年間で25%の株主総利回りを上げている。 しかし、CEOの報酬が中央値をはるかに超えるようなことは避けたいだろう。

要約すると...

同社がまずまずの業績を上げていることから、次回の年次総会でCEOの報酬について質問する株主は、いたとしてもごく少数だろう。 それでも、株主全員がCEOの賃上げに賛成するとは限らない。

CEOの給与は注意すべき重要な要素であるが、投資家が注意すべき点は他にもある。 ダイナミックなビジネス環境において投資家が注意すべきコカ・コーラの警告サインを2つ挙げてみた。

重要事項:コカ・コーラはエキサイティングな銘柄だが、投資家が何の不自由もないバランスシートと超大型リターンを求めている可能性があることは理解している。高ROEで低負債の興味深い企業リストで もっと良いものが見つかるかもしれない。