Stock Analysis
BASE,Inc.(東証:4477)の株価は、すでに好調に推移しているにもかかわらず、過去30日間で36%の上昇と、力強く推移している。 さらに振り返ってみると、この1年間で株価が26%上昇しているのは心強い。
これだけ株価が急騰すると、日本のIT業界の約半分の企業の株価収益率(PER)が1.1倍以下であることを考えると、PER3.1倍のBASEIncは完全に避けるべき銘柄と考えるかもしれない。 しかし、P/Sがかなり高いのには理由があるかもしれず、それが妥当かどうかを判断するにはさらなる調査が必要である。
BASEIncの業績推移
BASEInc は最近、他の企業よりも収益を伸ばしており、確かに良い業績を上げている。 P/Sが高いのは、投資家がこの好調な収益が続くと考えているからだろう。 もしそうでなければ、既存株主は株価の存続可能性について少し神経質になるかもしれない。
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BASEIncのようなP/Sレシオが妥当とみなされるためには、企業が業界をはるかに上回る必要があるという前提が内在している。
昨年度の収益成長率を確認すると、同社は37%という驚異的な伸びを記録している。 直近の業績が好調だったということは、過去3年間で合計61%の増収を達成したことを意味する。 従って、株主はこうした中期的な収益成長率を間違いなく歓迎しただろう。
将来に目を移すと、同社を担当する3人のアナリストの予測では、今後3年間の売上高は毎年24%成長するはずだ。 これは、より広範な業界の年率5.1%の成長予測を大幅に上回るものだ。
この点を考慮すれば、BASEIncのP/Sが同業他社と比較して高い理由を理解するのは難しくない。 どうやら株主は、より豊かな未来を見据える可能性のあるものを手放したくないようだ。
最終結論
BASEIncのP/Sは、株価の便利な上昇のおかげで先月から順調に伸びている。 売上高株価比率は、特定の業界では価値を測る尺度としては劣ると主張されているが、強力な景況感指標となり得る。
BASEIncを調べたところ、将来の収益が好調なため、P/Sレシオは高水準を維持している。 現段階では、投資家は収益が悪化する可能性はかなり低いと感じており、高いP/Sレシオを正当化している。 こうした状況が変化しない限り、株価を強力にサポートし続けるだろう。
例えば、 BASEIncには2つの警告サイン (および 無視できない1つ)がある。
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BASEInc
Engages in the planning, development, and operation of web services in Japan.