Stock Analysis

JSP(東証:7942)の業績は好調だが、その先には課題があると考える。

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TSE:7942

JSP株式会社(東証:7942)の健全な利益数値は、投資家にとってサプライズを含むものではなかった。 しかし、法定利益の数字がすべてを物語っているわけではない。

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東証:7942 2025年2月7日の業績と収益の歴史

異常項目は利益にどう影響するか?

JSPの利益を法定数字以上に理解したい人にとって、過去1年間の法定利益は6億1,700万円相当の異常項目から得たものであることに注意することが重要である。 利益が増えるのは喜ばしいことだが、特別損益が大きく寄与することは、時に我々の意欲を削ぐ。 何千もの上場企業の数字を調べてみると、ある年の異常項目による増益は、翌年には繰り返されないことが多い。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのだ。 そのような異常項目が今年も現れなかったと仮定すれば、来年は(事業の成長がなければ)利益が減少すると予想される。

そうなると、アナリストが将来の収益性についてどのような予測をしているのか気になるところだ。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性をインタラクティブなグラフで見ることができる。

JSPの収益性についての見解

私たちは、JSPの法定利益は、大きな特別項目があるため、継続的な生産性をきれいに読み取ることはできないと考える。 このため、JSPの法定利益は基礎的収益力よりも優れている可能性があると考える。 しかし、明るい面もある。過去3年間、1株当たり利益は非常に素晴らしいペースで伸びている。 本稿の目的は、JSPのポテンシャルを反映する法定利益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、それ以外にも考慮すべきことはたくさんある。 銘柄を分析する際には、関連するリスクに注意する価値があることを覚えておいてほしい。 シンプリー・ウォールストリートでは、JSPに1つの警告サインを見つけた。

このノートでは、JSPの利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、もしあなたが瑣末なことに心を集中させることができるのであれば、もっと多くの発見があるはずだ。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 少し手間がかかるかもしれないが、 自己資本利益率が高い企業を集めた フリー・ コレクションや インサイダー保有が多い銘柄リストが役に立つかもしれない。