Stock Analysis

テルモ株式会社 (TSE:4543) レーダーの下を飛んでいない

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TSE:4543

テルモ(東証:4543)の株価収益率(PER)37.5倍は、約半数の企業がPER13倍を下回り、PER9倍割れさえよくある日本の市場と比較すると、今は強い売りに見えるかもしれない。 とはいえ、この高いPERに合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要があるだろう。

最近のテルモは、他の企業よりも収益が急速に伸びており、有利な状況にある。 PERが高いのは、この好業績が今後も続くと投資家が考えているからだろう。 そうでないなら、既存株主は株価の存続可能性に少し神経質になっているかもしれない。

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東証:4543 株価収益率 vs 業界 2024年12月11日
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テルモの成長は十分か?

テルモのように急なPERを見て本当に安心できるのは、会社の成長が市場を決定的に上回る軌道に乗っている時だけだ。

昨年度の収益成長率を振り返ってみると、同社は21%増という驚異的な伸びを記録した。 その結果、過去3年間のEPSも合計で28%伸びている。 従って、株主は中期的な利益成長率に満足していることだろう。

同社を担当するアナリストによれば、今後3年間のEPSは年率15%上昇すると予想されている。 一方、他の市場では毎年11%の伸びにとどまると予想されており、魅力に欠けることは明らかだ。

このような情報から、テルモが市場と比べて高いPERで取引されている理由がわかる。 投資家の多くは、テルモの将来的な成長に期待し、株価を高く買おうとしているようだ。

重要なポイント

一般的に我々は、株価収益率の使用は、市場が企業全体の健全性についてどう考えているかを確認するために限定することを好む。

予想通り、テルモのアナリスト予想を検証したところ、優れた業績見通しが高いPERに寄与していることが判明した。 今のところ、株主は将来の収益が脅かされていないと確信しているため、このPERに満足している。 こうした状況が変わらない限り、株価の強力な下支えは続くだろう。

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