Stock Analysis

エスネットワークス(東証:5867)の収益の質に根底に問題がある可能性

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TSE:5867

好決算を発表したにもかかわらず、エスネットワークス株式会社(東証:5867)の株価はあまり動いていない。 当社の分析によると、株主は数字の中に気になる点があることに気づいているようだ。

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東証:5867 2025年2月15日の収益と収入の歴史

異常項目は利益にどう影響するか?

エスネットワークスの業績を正しく理解するためには、特殊要因による利益1億2300万円を考慮する必要がある。 エスネットワークスは増益を好んでいるが、特別損益が大きく寄与している場合、少し慎重になる傾向がある。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのだ。 エスネットワークスの2024年12月期の利益に対して、プラスの特別項目がかなり大きかったことがわかる。 その結果、この特別項目が法定利益を大幅に押し上げていると推測できる。

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エスネットワークスの利益パフォーマンスに関する当社の見解

前述したように、エスネットワークスの業績は、特別損益の大幅なプラスにより、根本的な収益性を示す指針としては不十分であると考える。 その結果、エスネットワークスの基礎収益力は法定利益を下回る可能性が高いと思われる。 しかし明るい面もあり、エスネットワークスの1株当たり利益は過去3年間、極めて目覚しい成長を遂げている。 もちろん、エスネットワークスの収益分析に関しては、まだ表面しか見ていない。マージン、予想成長率、投資利益率なども考慮できるだろう。 ビジネスとしてのエスネットワークスをもっと知りたいのであれば、同社が直面しているリスクを認識しておくことが重要だ。 その一例としてエスネットワークスの注意すべき2つの兆候を見つけた。

本日は、エスネットワークスの利益の本質をよりよく理解するために、1つのデータポイントにズームインした。 しかし、些細なことに意識を集中させることができれば、発見できることは常にある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、「お金を追う」のが好きで、インサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。