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あさか理研(東証:5724)の利益は品質に問題があるようだ

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TSE:5724

アサカ理研(東証1部5724)の直近の好決算は、株価を大きく動かすには至らなかった。 株主は、法定利益の数字以外にも気になる要素があることに気づいたと思われる。

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東証:5724 2024年11月21日の業績と収益の推移

異常項目が利益に与える影響とは?

重要なのは、当社のデータによると、アサカ理研の利益は、昨年1年間で2億4,200万円の異常項目による押し上げを受けていることだ。 利益が増えるのは喜ばしいことだが、特別損益が大きく寄与することは、時に我々の意欲を削ぐ。 何千もの上場企業の数字を集計したところ、ある年の異常項目による増益は、翌年には繰り返されないことが多いことがわかった。 名前からして驚くにはあたらない。 アサカ理研は、2024年9月期までの利益に対して異常項目の寄与がかなり大きい。 その結果、異常項目が法定利益を大幅に押し上げていると推測される。

注:投資家は常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めする。アサカ理研のバランスシート分析はこちら

アサカ理研の利益について

前述したように、アサカ理研の業績は、特別損益のプラス幅が大きいため、根本的な収益性を示すものではないと考える。 このため、アサカ理研の法定利益は、同社の基礎的な収益力を示す悪いガイドであり、投資家に同社に対する過剰なポジティブな印象を与える可能性があると考える。 しかし、少なくとも昨年度のEPS成長率が21%であったことは、投資家にとって慰めになるだろう。 本稿の目的は、会社の潜在能力を反映する法定収益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 収益の質も重要だが、朝霞理研が現時点で直面しているリスクも同様に考慮する必要がある。 例を挙げよう:アサカ理研の注意すべき2つの兆候を発見した。

本日は、アサカ理研の利益の本質をよりよく理解するために、1つのデータポイントにズームインした。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人も多いし、インサイダーが買っている銘柄を探す「フォロー・ザ・マネー」を好む人もいる。 少し調べる必要があるかもしれないが、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダーが多く保有する銘柄のリストが役に立つかもしれない。