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小田原エンジニアリング(東証:6149)の冴えない業績から目が離せない

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TSE:6149

小田原エンジニアリング(東証:6149)の最近の決算報告を市場は好感した。(小田原エンジニアリング(東証マザーズ:6149)の先日の決算は、利益が軟調だったにもかかわらず、市場は好感した。 しかし我々は、同社が見かけ以上に有望な兆候を見せていると考えている。

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東証:6149 2025年2月21日の収益と収入の歴史

小田原エンジニアリングの収益に対するキャッシュフローを検証する

小田原エンジニアリングの収益とキャッシュフローを比較する。 平たく言えば、この比率は純利益からFCFを差し引き、その数字をその期間の会社の平均営業資産で割ったものである。 この比率は、企業の利益のうち、フリー・キャッシュフローに裏付けられていないものがどれだけあるかを示している。

つまり、発生主義比率がマイナスであることは良いことであり、企業が利益から想像されるよりも多くのフリーキャッシュフローをもたらしていることを示している。 発生主義比率がプラスであることは、一定レベルの非現金利益を示すので問題ないが、発生主義比率が高いことは、紙の利益がキャッシュフローに見合わないことを示すので、間違いなく悪いことである。 というのも、発生主義的な比率が高いと、利益が減少したり、利益が伸び悩んだりする傾向があるという学術的な研究もあるからだ。

小田原エンジニアリングの2024年12月期の発生主義比率は-0.23であった。 これは、フリー・キャッシュ・フローが法定利益をかなり上回っていることを示している。 実際、昨年度のフリーキャッシュフローは25億円で、法定利益の8億6,500万円を大きく上回った。 小田原エンジニアリングは、フリー・キャッシュ・フローが前年比で減少したが、これは理想的とは言えず、まるでグラウンドキーパー・ウィリーのいない『シンプソンズ』のエピソードのようである。

注:投資家は常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めする。ここをクリックすると、小田原エンジニアリングのバランスシート分析がご覧いただけます

小田原エンジニアリングの利益パフォーマンスに関する当社の見解

株主にとって幸いなことに、小田原エンジニアリングは、法定利益を裏打ちする豊富なフリーキャッシュフローを生み出している。 このことから、小田原エンジニアリングの法定利益は、潜在的な収益力を過小評価している可能性がある! 一方、EPSは過去12ヵ月で縮小している。 小田原エンジニアリングを正しく理解するには、上記の要素だけでなく、様々な要素を考慮する必要がある。 このことを踏まえ、同社についてより詳しく分析したいのであれば、関連するリスクを知っておくことが肝要である。 シンプリー・ウォールストリートでは、小田原エンジニアリングの3つの警告サインを発見した。

今日は、小田原エンジニアリングの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータポイントにズームインした。 しかし、些細なことに意識を集中させることができるのであれば、発見できることは常にある。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 少し手間がかかるかもしれないが、 自己資本利益率が高い企業を集めた フリー・ コレクションや インサイダー保有が多い銘柄リストが役に立つかもしれない。