株式分析

ラウンドワンほか、インサイダー保有率の高い日本の成長株2銘柄

TSE:9697
Source: Shutterstock

最近の日本株式市場は、米国主導の半導体株売りや輸出型企業の円高による影響を受けて、顕著な下落に見舞われている。このような環境下、インサイダー保有率の高い企業は、事業を最もよく知る人々からの強い信頼を示すものとして、しばしば際立っている。

日本におけるインサイダー保有率の高い成長企業トップ 10

企業名インサイダー保有率収益成長率
日本マイクロニクス (TSE:6871)15.3%32.7%
ほっとリンク (東証:3680)27%61.5%
霞が関キャピタル (東証:3498)34.7%43.5%
メドレー (東証:4480)34%30.4%
カナミックネットワークLTD (東証:3939)25%28.3%
エクサウィザーズ (東証:4259)22%75.2%
マネーフォワード (東証:3994)21.4%68.1%
アストロスケールホールディングス (東証:186A)21.3%90%
エアロエッジ(東証:7409)10.7%25.3%
ソラコム (東証:147A)16.5%54.1%

インサイダー保有率の高い急成長中の日本企業101銘柄のリストを見るにはここをクリック。

それでは、スクリーナーから選ばれた優良銘柄をいくつかご紹介しよう。

ラウンドワン (TSE:4680)

シンプリー・ウォール・ストリート・グロース・レーティング★★★★☆☆

概要株式会社ラウンドワンは屋内複合レジャー施設を運営し、時価総額は2,670億1,000万円。

事業内容ラウンドワンは、屋内複合レジャー施設内の様々なセグメントから収益を得ている。

インサイダー保有率35.2%

ラウンドワンの売上高は年率6.8% で成長すると予想され、JP 市場の4.2% を上回る。利益は市場平均の8.6% を上回る年10.35% の増加が予想される。直近の株価は大きく変動しているものの、推定公正価値に対して大幅なディスカウントで取引されており、日本(前年同期比422.9億円)、米国(同1917.9億円)ともに好調な売上を計上している。

TSE:4680 Ownership Breakdown as at Sep 2024
東証:4680 2024年9月現在の持ち株比率

ベイカレント・コンサルティング (東証:6532)

シンプリー・ウォール・ストリート・グロース・レーティング★★★★☆☆

概要ベイカレント・コンサルティングは日本でコンサルティングサービスを提供し、時価総額は7,804億6,000万円。

事業内容ベイカレント・コンサルティングは、日本でコンサルティング・サービスを提供することで収益を上げている。

インサイダー保有率13.9%

ベイカレント・コンサルティングの収益は年率18.8%で成長すると予想され、JP市場の8.6%を上回る。売上高は年率 18.6%増で、これも市場平均の 4.2%を上回ると予想される。推定公正価値よりかなり割安で取引され、インサイダー保有率が高いにもかかわらず、過去3ヶ月間、大幅なインサイダー売買はない。昨年の収益は16.8%増加し、業績モメンタムの強さを示している。

TSE:6532 Ownership Breakdown as at Sep 2024
東証:6532 2024年9月現在の保有比率

カプコン (東証:9697)

シンプリー・ウォールストリート・グロース・レーティング★★★★☆☆

概要株式会社カプコンは、家庭用ゲームソフト、オンラインゲーム、モバイルゲーム、業務用ゲームの企画・開発・製造・販売・流通を国内外に展開する企業で、時価総額は1兆4,000億円。

事業内容デジタルコンテンツ事業1,033億8,000万円、アミューズメント機器事業1003億4,000万円、アミューズメント施設事業200億9,000万円。

インサイダー保有率11.5%

カプコンの収益成長率は年率14.46%とJP市場の8.6%を上回る見通し。売上高は年率9.5%増と、こちらも市場平均の4.2%増を上回る見込み。インサイダー保有率が高く、3年後の予想株主資本利益率が20.4%であるにもかかわらず、株価は過去3ヶ月間高いボラティリティを示しており、最近、大幅なインサイダー取引は報告されていない。

TSE:9697 Ownership Breakdown as at Sep 2024
東証:9697 2024年9月現在の保有比率

主要項目

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.