Stock Analysis

インカム投資家は、ライオン株式会社(東証:4912)がまもなく配当落ちすることを知っておくべきである

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ライオン株式会社(東証:4912)の配当落ち日が2日後に迫っている。 配当落ち日とは、基準日の1営業日前のことで、株主が配当金支払いの対象となるために会社の帳簿上に存在することが必要な締切日である。 配当落ち日は、決済に丸2営業日を要するため重要である。そのため、その日を逃すと、基準日に会社の帳簿に記載されないことになる。 したがって、6月27日以降に株式を購入したライオン投資家は、9月5日に支払われる配当金を受け取ることができない。

次回の配当金は1株当たり13円で、昨年に続き27円となる。 過去1年分の配当金支払いに基づくと、現在の株価1279.50円に対する利回りは約2.1%となる。 配当金を支払う企業を見るのは好きだが、金の卵を産むことで金のガチョウが死んでしまわないか確認することも重要だ! 配当が利益でカバーされているか、また成長しているかどうかを確認する必要がある。

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配当は通常、企業の収益から支払われるため、企業が収益を上回る配当を行っている場合、その配当は通常、削減されるリスクが高くなります。 そのため、ライオンが利益の44%という控えめな配当を行っているのは良いことだ。 しかし、配当の評価には利益よりもキャッシュフローが重要である。 ライオンは昨年、フリー・キャッシュ・フローの半分以上(67%)を配当したが、これは多くの企業にとって平均的な範囲内である。

配当金が利益とキャッシュフローの両方でカバーされているのは心強い。これは一般的に、収益が急激に落ち込まない限り、配当が持続可能であることを示唆している。

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東証:4912 2024年6月24日の歴史的配当金

収益と配当は成長しているか?

収益が落ち込むと、配当企業を分析し、安全に保有することはかなり難しくなる。 業績が悪化し、減配を余儀なくされた場合、投資家は投資価値が煙に巻かれることになりかねない。 ライオンの1株当たり利益は、過去5年間で年率約7.4%減少している。 一株利益が減少すると、配当可能額の上限も下がる。

企業の配当見通しを測るもう一つの重要な方法は、過去の配当成長率を測定することである。 過去10年間で、ライオンは年平均約10%増配している。

結論

ライオンは魅力的な配当株なのだろうか、それとも棚上げにしておいた方がいいのだろうか。 一株当たり利益は大幅に減少しているが、利益の半分以下、キャッシュフローの半分以上を配当金として支払っている。配当性向はどちらも当面の懸念材料ではないようだが、われわれは収益を懸念している。 まとめると、この分析ではライオンは問題なさそうだが、突出したチャンスには見えない。

ライオンの配当能力にさほど懸念がないのであれば、この事業が直面する他のリスクにも留意すべきである。 例えば-ライオンには、注意すべきと思われる警告サインが1つある。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.